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バックアップ

バックアップの概要

バックアップ用の装置。

  • テープへのバックアップ
    Linux対応のテープ装置は増えている。
    DAT,8mmテープ,QICなど
    tarコマンドなどを使ってバックアップする。
  • ディスクへのバックアップ
    CD-R,MO,ZIPドライブなどが使用可能。
    フォーマットして,ファイルシステムを作り,マウントすれば,ディスクとして扱える。
  • ネットワークを使い他のUnixサーバにバックアップする。
    tarとddコマンドを組み合わせる。
    ハードディスクのファイルにバックアップするなら,FTPやNFSを使ってもよい。
  • ネットワークを使いWindowsにバックアップする。
    Samba,FTPなどを使って,一度コピーしてからバックアップする。
    シンボリックリンクなどが正しくバックアップできない場合がある。

バックアップ用のソフトウェア

  • tar
    ファイルやディレクトリをバックアップする。
    tarは多数のファイルを一つのファイルにまとめるツール。
    それをバックアップ装置に転送する。
    Linuxに添付されているGNU tarは複数のテープにバックアップすることもできる。
    圧縮ソフトを組み合わせるとファイル容量を小さくできる。
  • dump/restore
    ファイルシステム全体をバックアップする。
    dumpでバックアップし,restoreで復元する。
    一度dumpコマンドで全体をバックアップした後,変更があったファイルだけバックアップするインクリメンタルバックアップも可能。
  • その他のコマンド
    cpio,
  • バックアップソフトウェア製品
    まだLinux対応の製品はない?
    Legato,ARCServeはまだ対応していない様子。

バックアップ方法

tarコマンド

バックアップ装置にバックアップする。

tar cvf <バックアップ装置> <バックアップするファイルやディレクトリ1> <バックアップするファイルやディレクトリ1> ...
tar cvf <アーカイブファイル> <バックアップするファイルやディレクトリ1> <バックアップするファイルやディレクトリ1> ...

バックアップした内容を表示する。

tar tvf <バックアップ装置>
tar tvf <アーカイブファイル>

バックアップしたものを復元する。
復元したファイルはカレントディレクトリに展開される。

tar xvf <バックアップ装置>
tar xvf <アーカイブファイル>

実行例

[root@gw2000 ~]# fdformat -n /dev/fd0H1440  <-- バックアップを書き込むフロッピーをフォーマットする
Double-sided, 80 tracks, 18 sec/track. Total capacity 1440 kB.
Formatting ... done
[root@gw2000 ~]# tar cvf /dev/fd0 ./work  <-- バックアップをとる
./work/
./work/test/
(途中省略)
[root@gw2000 ~]# tar tvf /dev/fd0  <-- バックアップした内容を表示
drwxr-xr-x toshim/users      0 1999-05-23 14:14 ./work/
drwxr-xr-x toshim/users      0 1999-05-01 21:07 ./work/test/
(途中省略)
[root@gw2000 ~]# cd restore  <-- 復元するディレクトリに移動
[root@gw2000 ~/restore]# tar xvf /dev/fd0  <-- バックアップを復元
./work/
./work/test/
(途中省略)

バックアップ先のフロッピーをマウントする必要はない。
ファイル名に日本語を使ったものは内容表示で正しく表示されないことがある点に注意。 

tarコマンドの形式

tarコマンドは元々多数のファイルを一つにまとめてアーカイブを作成するためのコマンド。
その形式は次のとおり。

tar <機能指定文字> [<オプション>] <バックアップ装置> <バックアップするファイルやディレクトリ1> <バックアップするファイルやディレクトリ1> ...
tar <機能指定文字> [<オプション>] <アーカイブファイル> <バックアップするファイルやディレクトリ1> <バックアップするファイルやディレクトリ1> ...

機能指定文字

-A
--catenate
--concatenate

アーカイブにtarファイルを追加する

-c
--create

新しいアーカイブを作成する

-d
--diff
--compare

アーカイブとファイル・システムとの差分を取る

--delete

アーカイブから削除する(磁気テープ上の tarfile に 使 う事は出来ない)

-r
--append

アーカイブの最後にファイルを追加する

-t
--list

アーカイブ内容の一覧を表示する

-u
--update

ア ーカイブ内の同名のファイルより新しいものだけを追 加する

-x
--extract
--get

アーカイブからファイルを抽出する

主なオプション

-f
--file [HOSTNAME:]FILE

FILEというアーカイブファイルまたはデバイスを使う。省略したときのデ フォルトは/dev/rmt0。

-G
--incremental

旧GNU形式でインクリメンタルバックアップを行なう

-g
--listed-incremental F

新GNU形式でインクリメンタルバックアップを行なう

-h
--dereference

シンボリックリンクをアーカイブせずにリンク先のファイルをアーカイブする

-k
--keep-old-files

復元するときに同名のファイルが既に存在する場合,上書きしない

-M
--multi-volume

複数のボリュームに分けてアーカイブする

-N
--after-date DATE
--newer DATE

DATEより新しいファイルだけアーカイブに格納する

-O
--to-stdout

アーカイブする内容をファイルやデバイスではなく,標準出力に書き出す

-p
--same-permissions
--preserve-permissions

許可情報を全て抽出する

-v
--verbose

処理したファイルの一覧を詳しく出力する

--version

tarプログラムのバージョン番号を出力する

-w
--interactive
--confirmation

すべての動作に対して確認を求める

-W
--verify

アーカイブの書き込み後に照合を試みる

-Z
--compress
--uncompress

アーカイブするとき,および復元するときにcompress/uncompressコマンド(圧縮のためのコマンド)と組み合わせる

-z
--gzip
--ungzip

アーカイブするとき,および復元するときにgzip/ungzipコマンド(圧縮のためのコマンド)と組み合わせる


  
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