シャットダウン
シャットダウン操作の必要性
ディスクに対する書込み動作時のバッファ管理手法にはライトビハインドという方法が用いられる。
つまり,書込みデータは一度書き込みバッファに記録され,システムの空き時間にバックグラウンドプロセスによってディスク装置に書き込まれる。
そのため,書込みバッファの内容がディスクに反映される前にシステムの電源を落とすと,ディスク装置の記録内容に辻褄が合わなくなってファイルシステムが壊れたり,データが消失することがある。
そうしたファイルシステムの不整合を起こさないように,システム停止時には,実行中のプロセスをすべて停止し,書込みバッファの内容をディスクに反映し終わるのを待ってからシステムを停止する。
その一連の動作をシャットダウンという。
シャットダウン操作
/sbin/shutdown [<オプション>] <時刻> [<ユーザへのメッセージ>]
主なオプション
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オプション
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意味
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-t <秒>
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警告シグナルを送り,指定した秒数だけ待った後にkillシグナルを送る。
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-k
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ログイン中のユーザにメッセージを送るだけで,実際にはシャットダウンしない。
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-r
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シャットダウン後,リブートする。
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-f
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シャットダウン後,リブートする。リブート時にfsckでファイルの検査を行わないので,その分リブートが速い。
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-h
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シャットダウン後,システムを停止する。
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<時刻>
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シャットダウンする時刻。指定方法は次のとおり。
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now
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すぐにシャットダウン動作に入る
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hh:mm
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指定した時刻にシャットダウン動作に入る
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+m
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m分後にシャットダウン動作に入る
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[toshim@gw2000 ~]$ su <-- suコマンドでスーパーユーザになる
Password: <-- rootのパスワードを入力(入力したものは表示されない)
[root@gw2000 /home/toshim]# /sbin/shutdown -h now <-- このコマンドでシャットダウンする
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書込みバッファの内容をディスク装置に反映する
シャットダウンを行わずに,書込みバッファの内容をディスク装置に反映することもできる。
それは次のコマンドで行う。
sync
syncはバッファの内容をディスク装置に反映するための指示を出すが,その動作が完了するのを確認せずにsyncコマンドは終了する。
従って,syncコマンドを実行した後,しばらくの間は反映動作は継続する。
その間,ディスク装置のアクセスランプが点滅する。
バッファの内容をディスクに反映し終わるのは,その点滅が終わった時点となる点に注意。
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